宇治の占い師ゆめのうきはし教室

勉強……苦手なんだよな。それはともかくとしてよろしくお願いします。

No30 西洋占星術11

10:冥王星

長い旅をしてきましたがここで小休止、と同時に太陽系最後の惑星です。アニメ「宇宙戦艦ヤマト」で激戦区となった冥王星です。冥王星は英語ではPlute、冥界の王です。この冥界の王が発見される前は地上に降りかかる災害は土星が担ってましたが、冥王星の発見によりその役割も終えて様々な問題が冥王星から引き起こされるとされました。冥王星土星の役割を引き継ぎ、人間の生死、物事の破壊と再生と言った人間の極限の状況を司ります。ただ、地球から冥王星までの距離を見るとあまりの長さに達し、移動速度も遅いため、冥王星の存在感は強くても地球への影響はそう大したことはありません。冥王星の影響で人が暴れまわると言ったこともありません。実際の占いでも冥王星が単独で何かするようなことはまずありません。しかし、他の天体と結びついた時に冥王星の役割が発揮されます。冥王星の役割、それは人知を超えた極限の状況を管轄することです。冥王星は「高次元の火星」と呼ぶこともあります。ただ、火星と違って人知の及ばぬ形での戦争を管轄するとみていいでしょう。たとえば核兵器のようなものを利用しての戦争がこれに当たります。

 

知っている方はご存じでしょうが、冥王星は先の天文学準惑星に格下げされました。しかし、占星術の世界では特に影響なく、冥王星を十大天体から外すと言った主張もあまりありません。天体の扱いについてもともと占星術では平等ではないので冥王星が惑星であろうと準惑星であろうと問題なく扱っています。